格闘試合、拳願仕合(ケンガンジアイ)で男と男の拳がぶつかり合う!
最強の者を決める闘いを描く「ケンガンアシュラ」。
ケンガンアシュラのあらすじと見どころをまとめました!
※以下、1巻のあらすじネタバレしているのでご注意ください。
ケンガンアシュラのあらすじネタバレ
※1巻のネタバレしていますので、ご注意ください。
さえないオジサンの山下一夫は、乃木グループ傘下の乃木出版の社員。
仕事が出来ない、56歳の格闘好きダメサラリーマンであり、さらに家庭崩壊も起きていて10年前から妻とは別居中で、一緒に暮らす長男は引きこもりで3年も顔を合わせていない状態であった。
さらに次男は不良で暴走族に入っている…。
そんな山下一夫は、偶然に十鬼蛇王馬のストリートファイトを目撃したことから、今までの平凡な人生が全く違った方向へと向かっていくことに。
その始まりは突然で、勤めている会社の親会社でもある乃木グループ会長の乃木英樹から直々に呼び出されたことに始まる。
この時に、山下一夫は江戸時代から続く企業や商人たちが闘技者を雇い素手で殴り合いをさせ、その戦いに勝った企業や商人が巨額の利益を儲けることができる、格闘試合「拳願仕合」の存在を明かされる。
平凡なサラリーマンが日本の裏経済へと足を踏み入れることになっていくのだった。
山下は会長の乃木英樹から自社で雇っている人物の世話役をするように命じられてしまう。
その人物とは、赤ちゃんの頃に無法地帯の十鬼蛇区に捨てられ、12歳の頃に二虎に拾われ武術を教え込まれながら育てられた十鬼蛇王馬、通称「阿修羅」だった。
彼は、182cmの長身で獣のような鋭い目をしていて、ウェーブがかった髪の毛がトレードマークの、最高レベルの肉体美を持っているイケメン。
山下一夫は、十鬼蛇王馬の拳願絶命トーナメントの出場のため、参加権を獲得するために乃木英樹が急遽、設立した山下商事の社長としてトーナメント出場料、非公式仕合への挑戦料と合わせて51億円もの借金を背負い、拳願会の会員になるハメになってしまった。
その借金の担保として個人資産を差し押さえられてしまう。
さらに、乃木英樹が拳願会の会長を就任することが出来なかった場合には、家も仕事も失ってしまう崖っぷちに立たされてしまった!
乃木英樹が適当に社名などを決めた山下商事は、拳願会員や各国の首脳部からも注目されていくことになっていくのであった。
(後に所属している山下一夫と十鬼蛇王馬ら当人たちは全く自覚はないのだが…)
山下一夫は、自分に対して心を開いてくれている破天荒な十鬼蛇王馬に振り回されながらも、虐めにあっていた子供の頃に憧れていたプロレスラーの夢を彼に重ねて、絶対の信頼を持ち心から応援して互いにパートナーとして闘いに挑んでいく。
ケンガンアシュラの見どころ!
ケンガンアシュラの内容自体は、強いファイターの男たちの格闘シーンが格好よく描かれている作品になっていますが、ただの格闘漫画ではないところが、この作品の面白い部分です。
それは、さえないオジサンのダメサラリーマンと言うキャラクターがヒロインに設定されているところです。
ダメサラリーマンの山下一夫は、とことんダメなことばかりなのに対して、十鬼蛇王馬は最高レベルの肉体美を持つイケメンファイターです。
対象的な二人ですが、幼い頃に虐めにあっていた山下一夫と赤ちゃんの頃に捨てられた十鬼蛇王馬の悲しい過去をお互いに持っているからこそ普通なら不釣り合いの二人がパートナーとして様々な闘いに挑んで行きます。
その二人で歩む道のりの中で絆が生まれてくるのが、見ていて心が温かくなり一緒に応援したくなります。
格闘好きの方は十分楽しめると思います。
格闘シーンの画力が、兎に角すごいからです。
作品の中に出てくる謎の二虎流と言う武術があり、操流ノ型や金剛ノ型などの数多くの技は、オリジナルなので格闘技を知らない方でも楽しめます。
また、仮面ライダーカブトの主人公(天道総司)がモデルになっていることでも知られている作品なので、仮面ライダーカブトのファンの方にもオススメです。